難攻不落のアメリカ人の舌を落とせたもの、それは。

ヨーロッパにいた時、大体どんな日本食を作って持って行っても、みんなおいしいおいしいと食べていました。みりんぼしだけは、甘い魚だよーと持って行くと、もうそれだけで気持ちが悪いのか、
みりんぼし、disgusting!!
と叫んだ人がいましたが(笑)
おにぎりなんかでも、どうやってこんなにおいしくお米が炊けるのか教えてほしいとよく言われました。

ところが、アメリカ人。。。
例えば、学生のエリック。彼は野菜、果物が一切食べられず、ビタミンは全部錠剤で摂取。お医者さんにカリウムが足りてないからバナナぐらい食べられないのかと言われて、トライしたものの、バナナもダメだそう。で、カリウムも錠剤で飲んでいるとか。こういう人が全然珍しくないんですよ。ここでは。

だから、何を持って行っても彼らはおいしいとは言わないし、なんかゲテモのに挑戦!みたいな感じでしか食べないんです。お寿司にもすごい量の醤油を塗りたくるしね。

ところが、ところがですよ。
母が送ってくれた、虎屋の羊羹。このおいしさはアメリカ人に無理だろう、っていうかもったいないとか思いながらおそるおそる出してみると、
みんな、
I like it. だって。
豆とか絶対嫌いなはずなのに、おいしいみたいです。
NYで売ってる鎌倉吉兆庵の和菓子はウケなかったので(っていうか、私にもあまりおいしくなかったりする)、アメリカ人にもおいしいものはおいしいってわかるんですね。
ちょっと発見でした。でも、やっぱり、彼らに食べさせるのは、もったいない気がするけど。