やはり、日本のようにはいかない。

実は、論文に誰の名前を入れるかで揉めています。自分のプロジェクトで自分が全部実験した論文だったので、私としては、何の疑いもなく、私の名前とボスの名前で終わり!と思っていました。ところが、そうは問屋が卸さない。私の論文、他の教授たちの反応も上々のよう、と見たとたん、ハイエナのようにおいしいところを持って行こうとする人がでてくるわけです。

一人のポスドク(男)が論文に名前を入れろ!!と声高に主張し始めるわけです。

彼の主張、その1:彼がつくったトランスジェニックを使って私が実験している。→彼はもうこれで一報、論文を書いていて、その論文には当たり前ですが、誰でもこのトランスジェニックを使っていいですよという一文がもちろん入っている。

彼の主張、その2:マーカーに使った抗体を買ってもらったのは彼で、どれくらいの希釈で使うかを教えてあげたんだから、私は彼の実験方法を使って実験したことになる。

彼の主張、その3:何%のゲルを流せばちょうどいいか私に教えた。

あきれて、ものも言えません。
希釈がどれくらいなんて、別に自分で調べればいいことだけど、ラボに先に使った人がいれば、どうだった?ぐらい話をするのが普通だと思うのですが、それがコラボレートになると言われてしまっては、もう、彼とは一切口をきかないと言う風にしないといけなくなっちゃいます。ほんとにわけわからん。

ボスはお話しにならないと言って、Noと断ったのですが,彼はまだ諦めきれない様子で、私と話がしたいだの今日も言ってきました。。。。日本では考えられないですね。。。。

自分の分をわきまえるということを知ってるのは日本人だけなんでしょーか。本当に、こういうのは嫌になります。