最愛の人が結婚します。

5年弱つきあってた最愛の彼。3年ぐらいは一緒に住んでもいました。
私が研究者さえ諦められれば、私が自分の仕事より結婚を優先できれば、その人と結婚して今、幸せに暮らしていただろうなといつも思います。
結局私は、ポスドクをやめることも、日本に帰ることもできませんでした。
ポスドクならそこそこ大きい大学のある都市ならどこでも仕事があると思います。選ばなければ。
どこかでなんでもいいからポスドクを続けるということだけで満足して、日本のどこかの都市でポスドクをして、田舎暮らしをしている彼と遠距離結婚という手もありました。
こんなに先が見えないのに、私はそれすらできなかったのです。
100%完全に仕事に向いていても、先なんて何も見えません。
それなのに結婚して、養ってもらいながら、条件が限定されながらポスドクをして、2、3年後にやめる、そういう選択ができなかったのです。

もう一度人生ができるなら、今度は結婚バージョンをやってみたいなと思います(笑)。
でも、一度きりだとすると、やっぱり私には結婚バージョンを選ぶことができなかったのです。
ここまでやって、将来はホームレスかもしれないのに、ほんとにバカです。

でも、彼が結婚するのはよかったなって思います。
いいダンナ&パパになることでしょう。