戦争の傷跡

日本が第二次世界大戦で負けて、その頃物心がついてなかった子供や産まれたばかりの赤ちゃん、その数年後に産まれた人々が今、日本の中枢を担っています。日本全体が貧しかったし、私たちには想像もつかない悲惨な子供時代だったでしょう。私の母は、女の子だったこともあって、食い扶持を減らすために、竹やぶに捨てられそうになったそうです。その後、受けた教育はアメリカ,民主主義礼讃一辺倒のひどいものだったでしょう。今の日本のがたがた具合を見るにつけ、戦争というものがどれだけ将来まで禍根を残すものであるか改めて思い知らされます。困窮した子供時代を送り、偏った教育を受けた人々に物事を広く見つめること、自分の頭で考えることを望むのはあまりにも酷なことなのかもしれません。そういう人たちに育てられた私たち世代もまたいろいろな問題を抱えています。実際、すごいスピードで少子化が進んでいる国はなんと、日独伊だとかという話も本で読みました。戦争に負けたあの時点で、日本の今の混乱、凋落はもう決まっていたのかもしれません。今の馬鹿な政治家達、特に、アメリカの手先に正攻法で対することができず、自爆してく民主党の姿なんかをみるにつけ、日本の将来はどうなっていくんだろうと不安になります。団塊世代のあとの人々には少しまともな人がでてくることを期待したいですが。